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俳句
『名もなき草の詩』
卒業子顔活き活きと歩みをり
空青し田打桜の白さかな
蔓薔薇の花を数えし妻の声
合歓咲くや母の歌ひしこもりうた
荒れ庭の青鬼灯や雨の中
鷺草の写真を撮りし妻の声
抱く孫の肌の温もり風は秋
寄りて咲く秋明菊に雨の落つ
鴨なくやまだ明け初めぬ朝散歩
朝散歩寒オリオンをまず探し
静けさや妻と二人の年の豆
辛夷咲き水田はすでに整われ
咲き満ちる紅花水木霧の雨
庭先の若葉揺れをりバッハ聴く
朝静か茅の輪はすでに整ひて
浜木綿や故郷の庭父の声
原爆忌言葉少なく家を出る
爽やかさ娘作りしパスタかな
物音をすべて消したる秋の雨
大和路に家族揃うて秋の夜
暮れやすし銀杏紅葉も半ばほど
落ち葉踏む音に驚く朝散歩
朝静か落葉溜りに犬遊ぶ
大事なき日々を重ねて去年今年
歩も軽ろし梅ほころびし朝散歩
歩も軽ろし梅の便りの届く朝
冴返り人の少なし散歩道
春鴨の曳きたる水尾やさまざまに
会釈して西に向かひし遍路かな
入学子大きな服で来たりけり
咲き初めし木香薔薇に妻の声
湧きあがる樟の大樹や宮詣り
空を背に泰山木の花白し
青梅雨に天主の杜は包まれて
合歓咲くや遠くなりたる母のこと
睡蓮を眺めて終える朝散歩
蝉声で目覚めて朝は始まりぬ
夕蝉や父を見舞ひし帰り道
父見舞ひ帰りし道の法師蝉
空を背に色づき初めし銀杏かな
山茶花や散る花もあり咲く花も
夜静か妻と二人のクリスマス
結びゐる靴紐硬く寒に入る
蝋梅の咲き初めしこと教えられ
春立つや妻に送られ家を出る
桃咲けり娘二人は嫁に行き
空に向き白木蓮は揃ひ咲く
整ひし春田に空の青さかな
春愁や青春の歌口ずさむ
雨去りて樟の若葉は湧きあがる
母の日や遠くの子より花届き
若葉風ピアノの調べ軽やかに
睡蓮や小さく白く咲き初めし
並び立ち競ひて伸びし立葵
半夏雨草の勢ひ増さりけり
食細し母を思ひて秋立てり
父逝きてはや一年や蝉の声
流れくる雲には秋の気配かな
長き夜や啄木の歌読み返し
敬老日孫の写真が届きけり
凄まじき秋雨屋根に響きを
短日や灯りを消して店仕舞ふ
大過なき日々を感謝の晦日かな
朝あけを映せし川面鴨の水尾
大過なき日々を感謝の晦日かな
冬の菊肩寄せ合ひて咲きにけり
薄氷を眺めて終える朝散歩
明け初めて梅の白さは増さりけり
父去りし故郷の庭落椿
空映し春田は既に整へり
咲き満ちる白花水木雨の中
若葉風窓より招きバッハ聴く
朝静か睡蓮咲きし池に立ち
雨上がり紅を増したる七変化
朝焼けに包まれてをり散歩人
年老ひし母の語れる原爆忌
父の忌や鳴きては止みぬ秋の蝉
壊されしコンクリートビル秋の暮れ
明け初めぬ闇に響きし鴨の声

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